ログイン画面の萌え化で使用したAlternatives Configurator(galternatives)をインストールしておく必要があります。
以下より萌え化用テーマファイル「萌え萌えSpinner」をダウンロードします。
萌え萌えSpinner(mmspinner.tar.xz):ダウンロード
mmspinner.tar.xzをダウンロードしたら右クリックから「ここで展開」で解凍して中身をフォルダごと「/usr/share/plymouth/themes/」に入れます。操作には管理者権限が必要なので、端末(Ctrl+Alt+T)を開いて以下を入力適用すればGUIで操作できます。(Terminal~$)
sudo nautilus /usr/share/plymouth/themes
次にAlternatives Configurator(galternatives)を起動して、「default.plymouth」タブを開き空欄で右クリック「新規」を選びます。
警告表示が出るので「OK」ボタンを押します。
すると設定画面が出るので、「Path」には「mmspinner.plymouth」の場所を指定します。↓以下をコピペすればOKです。
/usr/share/plymouth/themes/mmspinner/mmspinner.plymouth
「Priority」は他とかぶらない数値「20」などとし、「OK」ボタンを押します。
これで元画面に「/usr/share/plymouth/themes/mmspinner/mmspinner.plymouth」が登録されるので、左端の「●」をクリックして、(下記画像にはありませんが)右下に「適用」ボタンが現れるのでそれを押します。
認証画面が出るので、パスワードを入力して「認証」ボタンを押します。
あとは端末(Ctrl+Alt+T)を開いて以下のおまじないをします。(Terminal~$)
sudo update-initramfs -u -k all
少し時間がかかりますが、「〜:-$」が出れば完了です。
再起動すれば冒頭の起動画面となります。
お好きな萌え壁紙を上記「background-tile.png」の名前で差し替えれば変更できます。
但しこの起動画面で使われているPlymouth(Spinner)はタイル表示となるため、画像を画面の解像度に合わせる必要があります(後述)。
以下「background-tile.png」が背景画像のファイルなので、これを必要に応じてバックアップを取り、同ファイル名で置き換えるなりすればOKです。
/usr/share/plymouth/themes/mmspinner/background-tile.png
操作には管理者権限が必要なので、端末(Ctrl+Alt+T)を開いて以下を入力適用すれば操作できるようになります。($は含まない)
$ sudo nautilus /usr/share/plymouth/themes/mmspinner/
背景画像の解像度を画面の解像度(今回の場合「1024×768」)に合わせ、以下のように置き換えました。
画像を変更したら端末(Ctrl+Alt+T)にて以下おまじないをします。($は含まない)
$ sudo update-initramfs -u -k all
再起動すると以下のように画像が変わったのを確認できます。
上記で軽く述べましたが、Spinnerの性質上解像度があっていないと背景画像に萌え絵などの一枚絵を貼った時にタイル表示になってしまいます。そのため起動画面の背景で萌え絵を使いたい場合はその解像度に合わせる必要があります。通常はお使いのモニターの解像度で大丈夫だと思いますが、もし貼り付けた萌え絵がタイル表示になるようでしたら、解像度の設定もしくは背景画像の解像度を調整をする必要があります。
ちなみに1600×1200の画像を1024×768の画面に貼った場合以下のようなトリミングされた表示になります(これはこれでいいけど)。
Plymouthで使える解像度を調べるために、マシンを起動する際に「Esc」キーを押しながら立ち上げ「Grub」を表示します。
「Grub」画面が出たら「c」キーを押します。するとプロンプトが出るので「vbeinfo」と入力しリターンキーを押します。
vbeinfo
すると以下のように表示できる解像度が出ます。この中から自分のディスプレイの解像度に近いものをメモっておきます。今回のわたしの例では「1024 x 768 x 32」を使いました。ちなみに「x 32」は色のビット数のことです。
メモったら「Esc」キーを押してGrubに戻りそのまま起動します。
マシンが立ち上がったら端末(Ctrl+Alt+T)を開いて以下を入力適用して管理者権限で「grub」の設定ファイルを開きます。($は含まない)
$ sudo gedit /etc/default/grub
24行目あたりにある「#GRUB_GFXMODE="640x480"」の下あたりに以下の行を追加します。「1024x768-32」の部分はそれぞれの環境で置き換えてください。
GRUB_GFXPAYLOAD_LINUX="1024x768-32"
続けて次のファイルを編集します。
$ sudo gedit /etc/initramfs-tools/conf.d/splash
空のファイルが表示されるので以下を入力して保存します。
FRAMEBUFFER=y
最後に端末から以下をそれぞれ入力適用します。($は含まない)
$ sudo update-initramfs -u -k all
$ sudo update-grub
これで設定は完了です。再起動してみましょう。
手持ちの萌え絵は「1600×1200」だったのですが、GIMPで開いて「画像」>「画像の拡大・縮小」を開き幅と高さが連動した状態(鎖がつながっている)で、高さを「1024」にすると幅が「768」となったので、そのまま右下にある「拡大・縮小」ボタンを押して確定します。
縦横比の違う画像の場合は「画像」>「キャンパスサイズの変更」で調整するといいでしょう。
あとは「ファイル」>「名前を付けてエクスポート」を選び、「background-tile.png」の名前で保存すれば、画像の準備完了です。上記「背景画像の変更」の項目を参考に画像差し替え等の操作をすればOKです。